雅辺義則 個展「肖像 -まっすぐに- 」御礼
2025.08.12(火) – 08.17(日)
雅辺義則 個展「肖像 -まっすぐに- 」
雅辺 義則
https://iris–gallery.com/exhibition/716/
雅辺義則さんによる写真展『肖像 -まっすぐに-』は、多くの方にご来場いただき、温かな空気に包まれながら無事に終了いたしました。
お越しくださった皆さま、本当にありがとうございました。
雅辺さんは、約10年にわたりポートレートモデルを中心に撮影を重ねてこられました。
本展では、その長い時間の中で積み重ねてきた膨大なポートレートの中から、“被写体とカメラが正面からまっすぐに向き合う瞬間”だけを選び抜き、再構成したシリーズを展示。
モデルの“お気に入りの角度”や演出された美しさを尊重しながらも、あえてその枠を外し、視線と視線が交わる瞬間に立ち現れる「その人本来の輪郭」を見つめた内容となりました。
会場には、正面構図・自然光・シンプルな背景で統一された作品が並び、どの写真にもモデルの表情に雅辺さんのお人柄が写っているようでした。
真正面から見つめ返してくるような被写体の眼差しに、思わず息をのむ方も多く、
「見られているようで、自分が見ている感じがする」「人の内側に触れた気がする」といった感想が印象的でした。
展示期間中は、雅辺さんを昔から応援しているファンの方々や、長年のカメラ仲間の方々も多く訪れ、
まるで同窓会のような穏やかであたたかな雰囲気に包まれていました。
初めてIRIS GALLERYを訪れた方も、作家と来場者の自然な会話の輪に加わり、
ポートレートを通じて生まれる人と人とのつながりが、まさにこの展示空間の中で広がっていくようでした。
今回の展示を通して改めて感じたのは、
“ポートレート写真の楽しさ”や“作品を通じて誰かと出会う喜び”が、共有されていたということです。
写真が持つ力を信じ、真っすぐに人と向き合い続けてきた雅辺さんだからこそ、生まれた空気だったと思います。
改めまして、ご来場くださった皆さま、そして雅辺義則さんに心より感謝申し上げます。
これからもIRIS GALLERYでは、写真を通して人と人がつながり、温もりのある時間を共有できる展示を続けてまいります。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
投稿：山中