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第六回 季節の公募展「冬灯」インタビュー

2026年1月20日(火)~1月30日(金)に開催いたしました
第六回 季節の公募展「冬灯」
展示詳細:https://iris–gallery.com/exhibition/946/
御礼・投票結果:https://iris–gallery.com/blog/963/
見事、来場者投票1位に輝きました、スタッフ・松金へインタビューを行いました!
インタビュー
- 「冬灯」という言葉から、イメージしたのはどんな光や状態でしたか?
「冬灯」からは、雪の静けさの中にそっと差し込む、淡くやわらかな光をイメージしました。冷たい空気に包まれながらも、わずかなぬくもりを宿した、儚い光です。 - この作品を撮影された場所と、そのときの状況(時間帯・光の具合など)を教えてください。
長野県のスキー場です。
時間帯は15時ぐらいで若干雲があり、光がうっすら差し込んでいる感じでした。 - 冬の光には、照らすというより、そっと留まるような性質があります。
この一枚では、光をどのように扱おうと考えていましたか?
冷たさの中にある透明感と、わずかな体温を同時に感じられるよう、主張しすぎない淡い光を意識していました。 - この作品において、人物は光とどのような関係にある存在だと感じていますか?
人物は光に照らされる存在というよりも、光と同じ温度でそこに“在る”存在だと感じています。 - モデルとの距離感や視点の置き方について、どのような意識がありましたか?
あわせて、使用した機材や設定についても教えてください。
モデルさんとの距離感に関しては特に意識していないです。イメージは透明人間です笑
使用カメラは、
・NikonD800
・Nikon AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
設定は200mm開放です。 - 冬という季節の中で、この作品からは“凛としたやさしさ”を感じますが、撮影時に意識されたことはありますか?
モデルさんには、そこに僕という存在がいないイメージで写ってもらっています。 - 雪の撮影は天候や体調などコンディションの調整が難しいと思いますが、どのような準備や気持ちで臨まれましたか?
“途中で心が折れないように頑張ろう”です笑 - 現像やレタッチの過程で、こだわった部分、または手放した表現はありましたか?
レタッチでこだわっている部分は肌の色です。特にマゼンタを意識しています。 - 完成した作品を見返したとき、撮影時とは違って感じられた点はありましたか?
撮影時は目の前の瞬間に集中していましたが、完成作品では全体の空気感がより明確に感じられました。 - 普段のご自身の作品と比べて、この一枚はどのような位置づけにあると感じていますか?
普段から作風のバリエーションは多くなく、自分が本当に撮りたいと思う写真だけを撮っています。
この一枚も、そうした自分にとって自然体の表現、いわば“デフォルト”の一枚です。
その中でも、特にお気に入りの作品です。 - 展示空間の中でこの作品をご覧になったとき、距離感や空気感はどのように変化しましたか?
展示空間で見ると、画面の中の静けさがそのまま周囲の空気にも広がるように感じました。 - 「冬灯」というテーマの中に置かれたことで、この作品に新たに見えてきた意味はありましたか?
冷たさや孤独を写しているようでいて、その奥にある微かな希望や体温を感じさせる一枚として、新たな意味が生まれたように思います。 - 展示を通して、来場者の反応で印象に残っていることがあれば教えてください。
想像以上に多くの方が足を止め、じっくりとご覧くださったことです。 - モデルの山中夏歩さんとは長く撮影を続けて来られたと思いますが、その積み重ねの中で、この作品に表れていると感じるものがあれば教えてください。
自分の中では、撮影者である私の存在が消えれば消えるほど、写真は理想に近づいていく感覚があります。言葉にしなくても意図を汲み取ってくれて、そこにただ自然に在ってくれる。その信頼と積み重ねが、この静けさや透明感として写っているのだと思います。 - 最後に、「冬灯」で1位に選ばれたことについての率直なお気持ちと、今後の制作への思いをお聞かせください。
お気に入りの作品なのでとても嬉しいです。
この撮影の後の雪撮影はしていないので、いつか頑張りたいと思っています。
ありがとうございました。
プロフィール
松金末
受賞作品

