展示案内

2024.12.17(火) - 12.29(日)

吉池巨成 個展 「REVISION」Kyosei Yoshiike Solo exhibition

吉池巨成

吉池巨成は今年、LensCulture Critic’s Choice 2024に選出もされた新進気鋭の作家です。

彼が発表したSALVAGEのシリーズは細胞分裂を繰り返すように変化する東京に対し、その都市に生きる自身の記憶を補完するような作品です。

彼は、都市は記憶を持つことを放棄したようだと話し、風景がなくなることは、それに結びついた記憶と感情の接点を失うことだとも述べています。その”接点”が記憶の深層に失われていくイメージを深海に擬え、彼は彼自身の”記憶”を撮影と現像を通じて、引き揚げ(Salvage)ます。 しかし、その行為の結果、イメージは私たちの記憶に強く干渉し、非可逆的な作用を引き起こしさせかねません。

記憶についてリサ・ジェノヴァ博士は''覚えていることと、忘れていることの総計が記憶’’。また、''私たちは簡単に記憶を書き換える’’とも語ります。DMの写真は、かつて川本源司郎氏が銀座に有した丸源15ビルです。鑑賞者は作品を目前にし、実際には見たことのない東京のイメージが記憶として根付いていきます。

会期
2024年12月17日(火) ~ 12月29日(日)
12:00 - 19:00 (日曜日は17:00まで)
入場料
無料

展示者紹介

吉池巨成

吉池巨成Kyosei Yoshiike

写真家

1990 年 神奈川県相模原市出身。日本大学芸術学部映画学科卒業。

2022 年より鈴木達朗氏に師事。 広告映像業界にて勤務しながら、仕事終わりの深夜の都市を撮影している。

2023 年自主出版レーベル『HENDRIX PRESS』を立ち上げる。 本を中心とした作品を発表し続け、国内外の写真祭や展示を中心に活動している。


展示歴

-APA AWARD (2022 日本)

-TOKYO STREET PHOTOGRAPHY FESTIVAL (2023 日本)

-VENICE PHOTOLAB(2023,イタリア)

-TREVISO PHOTOGRAPHIC FESTIVAL(2023 イタリア)

-URBAN PHOTO AWARD PHOTO FRINGE(2023 イタリア)

-PAROLE ON THE STREET (2024 韓国Haeden Museum )

-Dialogues void tokyo exhibition(2024 東京)

-GR bar (2024 東京)

-TokyoStreet Photography Festival(2024 東京)

-Mexico Street Photography Fest (2024 メキシコ


受賞歴

-APA AWARD Photography Section 選出 (2022)

-IMA NEXT “SCENE ” 川田喜久治 選 ショートリスト(2023)

-Dummy Award 2024 ショートリスト “SALVAGE”(2024)

-Lens Culture Critics’Choice 2024 TOP10 Photographs (2024)


出版物

-MIDNIGHT DIARIES(2023)

-SALVAGE (2024)

-STEAL THIS ZINE(2024)

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